- お薬手帳とはなんですか?
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お薬手帳は、処方されたお薬の名前や飲む量、飲むタイミング、回数などの記録を残すための手帳です。この記録があれば、医師・歯科医師や薬剤師が、どのようなお薬をどのくらいの期間使っているのかが判断できます。また、他の病院や医院などでお薬をもらうときにも、医師・歯科医師や薬剤師にお薬手帳を見せることで、同じお薬が重なっていないか、また飲み合わせ等についての確認も行ってもらえます。
- お薬手帳を出すとお金がかかるのでは?
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以前はお薬手帳を提出した方が20円ほど高くなっていました。
平成28年の診療報酬改定で、6か月以内に行ったことのある薬局にお薬手帳を持参すると、10~40円ほど安くなるようになりました。
また、お薬手帳の発行は無料です。
- 手帳の紙を自分で貼っているので、持ってこなくてもいいのでは?
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お薬手帳の情報は、医療機関にとって重要な情報です。より安全で効果的な医療の提供のため、お薬手帳は必ず持参するようにしてください。
- 医療機関にかかる時だけ持っていけばいいですか?
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旅行先で病気になったり、災害時で避難したり、救急の際など、お薬手帳があれば、あなたが使っている薬の情報を正確に伝えることができます。いつも携帯、いつも同じ場所に保管して、家族にもお薬手帳を持っていることを伝えておきましょう。
- 薬局や病院ごとにお薬手帳を使い分けていますが・・・
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使っているすべての薬の情報を集約するために、1冊で記録することが大事です。別々のお薬手帳があると、薬の飲み合わせの確認ができません。
- たまに風邪薬ぐらいしかもらわないけど必要ですか?
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副作用が出なかった薬、効果が出た薬などの確認にもなります。
また、ドラッグストアなどで購入した薬の記録も残しておくと、より詳しい情報を記録できます。
- 同じ薬しか使っていないから、毎回記録しなくてもいいのでは?
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いつからいつまで薬を服用しているか、ということも大事な情報の一つです。いつも同じ薬でも、薬を受け取った日付と日数から、今は使っていない薬と間違えられてしまうかもしれません。
- 他にどんな使い方ができますか?
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医師や薬剤師に、体調の変化や気になったことなど、伝えたいことや相談しておきたいことを書いておくと良いでしょう。
血液検査の結果や、病気の既往歴、経験した副作用なども記録しておいてください。
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マイナ保険証で薬剤情報を提供すれば、お薬手帳は不要ですか?
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マイナ保険証で得られる薬剤情報は、レセプト(保険請求)情報なので、2~3ヶ月前の情報になります。
現在使っているお薬の情報は得られないので、お薬手帳はいつもご提示ください。